始まりと精神

 始まり

時はまさにCTフィーバーの時に総合画像診断の一翼を担う超音波も電子スキャンの登場となり新しい時代の幕開けとなりつつある時機に初代代表世話人を勤めた小林 守・海老根 精二両氏より、東京放射線に超音波の勉強会の呼びかけがあり第1回の集まりが昭和54年1月18日に36人の参加者で国立東京第二病院で開催されたのが始まりであり、講師は我々の大先輩で当時日立メディコにいました遠藤俊夫先生に「超音波の医学的応用」について講演お願いしました。このときに代表世話人と数人の世話人が選出され後日世話人会が開催され運営について協議し月に1回の例会の開催が決定され (現在は年5回)、講師を招いて講演会というスタイルでスタートしました。開催を重ねているある時に会に参加されていました東京部会の速水総務より今度東京部会でいろんな研究会を助成して部会の柱として育成していくので東京部会の研究会に登録してはどうかと世話人会に打診があり検討の結果参加することとなり、ここに日本放射線技術学会東京部会超音波研究会として歩みだして今日に至っている。

精神

研究会は2つの柱よりなり運営されている。1つは部会助成テーマで年1回部会総会に発表しているが、超音波検査の基本は実践的な基礎の習得と考え発足当時から分解能の測定、反射、減衰測定などに取り組み現在も装置の特性などをテーマに掲げ継続的に取り組んでいるもう1つは例会の開催で参加は発足時から超音波検査を学ぼうとする人であれば誰もが参加できるようにopenとし放射線技師・臨床検査技師・医師・医療関係者などが参加している。例会開催の考え方として開催毎に講師の貴重な症例を見ることにより、その画像の特徴や診断に至った過程を学びそれらを長く積み重ねることによって一歩でも前進するような企画に工夫を練った。これは、我々技師は医師のように系統だっての教育もなく、また教育の「場」もないのが現状でありそのためこの例会が我々技師の「医学超音波検査教室」にならんことを願って立ち上げた。

最後に

常に超音波検査は「術者のよって診断能に差がでてくる」と言われ又書かれてもいるが超音波検査に携わる人たちは是非これを打破してほしい。せめて、「能力や技能に長けている人が検査を行えば高い情報が得ることができる」と書かれるようにしたいものである、それには一人一人の息の長い日々の研鑽が必要であり当研究会が一助になれば幸いである。

 

元代表世話人   堀 洋児